基礎のあれこれ
先日、地盤のお話をさせていただきましたが、
本日は、「基礎」のお話です(^^)/
まずは簡単に、基礎の役割からご説明します♪
基礎の役割は
●建物の重さや、建物のにかかる重さを地盤に伝える
●地震の揺れを建物から地盤に伝える
●湿気を建物に侵入させない
等があります。
地震、雨、湿気、などいろいろな面からみて重要な役割を果たしていますね(`・ω・´)
続いて、基礎工事の簡単な工程をご紹介します(^^)♪
「遣り方」
図面に記載された建物の位置や高さを木杭などを使い、
敷地に記してく作業から始まります。
「鋤取り」
基礎が地中に埋まる部分を掘っていきます。
「砕石敷込み」
掘った部分が崩れないよう砕石を敷き込み、転圧をして安定させます。
「捨てコン、防湿シート」
地面からの湿気を防ぐために、防湿シートを敷き、
捨てコンと呼ばれる基礎コンクリートの土台になる部分をつくっていきます。
「配筋」
コンクリートの強度を保つために、鉄筋を組みます。
基礎のとても重要な部分なので、コンクリートを流す前に
”配筋検査”を実施します。
「ベースコンクリート打設」
型枠を組み、ベースになるコンクリートを流し込んでいきます。
「立上りコンクリート打設」
アンカーボルトを設置し、基礎の立上り部分にコンクリートを流し込みます。
ベース・立上りの基礎コンクリートが固まるまで、適切な環境を保ち養生期間を置きます。
「型枠解体、完成」
養生期間を経て型枠をばらし、完成です。
基礎工事の期間は、約1か月ですが、
天候や気温に左右されることもあります。
今回は省略して工程をご紹介しましたが、
建物の重要な部分なので、たくさんの工程を踏んで、
自然界という外の空間との境界や、
地震に耐えられる力を伝えるつなぎの部分の基礎をつくることで、
安心して住むことのできる家が出来上がります。
もしご近所のお散歩中に発見したら、
今どの工程かな~とみてみると、面白いかもしれませんね(^O^)